Unity を使って Android App Bundle アプリを開発する

Android App Bundle とは、画像や言語などのリソースを必要最小限の容量で公開できる Google Play の機能の一つである。今回は Unity を使って Android App Bundle アプリを開発する方法についてまとめる。

1.Android App Bundle とは

通常の Android は各端末に合わせた画像や各国に合わせた言語のデータ(リソース)をすべてインストールし、それぞれに適したものをスクリプトによって制御してきた。しかしながら Android App Bundle を用いると以下の図の赤枠のように、必要最低限のリソースのみを Android にインストールできる機能である。

Android App Bundle のイメージ

これらによって何が、改善されるかというと「インストール容量が減る」ことと「メモリ使用量が減る」という点が挙げられる。これらは提供する側としも、それぞれ個別にリソースを作成することができるため、管理やアップデートが用意になると思われる。

2.Unity ベータ版をインストールする

Unity では Android App Bundle を Unity 2018 ベータ版から対応するようになったらしい。ベータ版ということもあり挙動が不安定な部分が残っているかもしれないが、こちらをインストールして Unity で Android App Bundle を使用する。ダウンロードページに移動すると以下の画面が表示される。

Unity ベータ版ダウンロード画面

画面を下に移動すると、ダウンロード用の「Unity Hub をダウンロード」ボタンがあるのでこちらから Unity のインストーラーをダウンロードする。

Unity ベータ版ダウンロード

インストーラーを起動すると以下の画面が表示されるので、「同意する」ボタンをクリックして次へ進む。

Unity Hub インストール画面1
Unity Hub インストール画面2
Unity Hub インストール画面3

インストールを完了し、Unity Hub を実行すると以下の画面が表示されるので、[Installs] > [Beta Release] > [Unity 2018.3.05b] の「Downlods」をクリックする。

Unity ベータ版インストール

「Downloads」をクリックすると以下の用に必要な、Platform などのダウンロード選択画面が表示されるので、必要なものを選択して「Done」ボタンをクリックする

Platform などのダウンロード画面

3.Unity ベータ版で Android App Bundle を作成する

インストール完了後、いつものビルド画面を確認すると以下のように App Bundle のビルドが行えるようになる。これにチェック入れると Android App Bundle ファイル(*.aab)ファイルが生成される。これを Google Play コンソールにアップロードすることで自動的に最適化してくれる寸法だ。

Android App Bundle のビルド
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